ぜんぶ、ちょうだい。



できることなら――


入学式とか、去年のバレンタインとかも…

そういうのも全部、私が近くにいたかった。


過去のことなんて、どうしようもないって分かってる。

でも、 それでも……って、思っちゃう。


そんなことを考えていたら突然、清水が口を開いた。



「吉川は、俺が吉川以外の女子と喋ってたらどう思う?」

「……急になに?」

「いいから、答えて」



……ん? 変な質問。


でも、なんとなく流れで口を開く。



「別になんともないけど……?」

「俺に彼女が出来たら?」

「ちょっとは寂しい……? でも、おめでたいことだね。あれっ? 好きな人いるんだったよね?」



……え?

えっ?


もしかして今、 清水に相談されてるの……?


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