ぜんぶ、ちょうだい。



今日一日だけ頑張ろうって。

明日、会えるからって。

そう思ってたのに――


全て、崩れた。


明日会えるかも、なんて。ただの私の勘違いだったけどさ。



「こまちゃんも、修学旅行のときは先輩いないんだもんね」

「……。」



あのね、ひまちゃん。

それはね、今、私の中で一番の障害なんだよ。


生きてるうちに、一番記憶に残るような―― “高校生”という、たった3年の大事なイベントを一緒に過ごせないなんて。


悔しい。 本当に、悔しい。


だって、 どれだけ頑張っても、どれだけ願っても、自分の力じゃどうにもできないことだから。



同じ景色を見て、同じ空気を吸って、同じ思い出を作りたかった。


それが叶わないって、 分かってるけどね?



……好き。どうしようもなく、好きです。


だからこそ、一緒にいられない時間が、こんなにも苦しい。


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