年上彼女と年下俺様
見たことないくらい酔った綾乃と一緒にタクシーに乗って家に帰った。



綾乃ん家まで運べない…。



「ごめんね由優チャン…。」

「酒臭っ!!これが里佳の友達か…。」

「ちなみに陸斗君の彼女…。」

「陸の!?この泥酔してる人が!?」

「うん…。寂しくてやけ酒かな…。」

「世話焼ける~!!」



あたしの部屋に綾乃を寝かせた。



今日は由優チャンと寝よう…。



「あの陸が惚れるんだから相当イイ女なんだろうな…。」

「一言で言えば魔性かな?」

「へぇ~。由優にはわかんないや。恋愛ってもんが何なのかも。」

「由優チャン彼氏いたんじゃないの!?」

「あれはウソ。たまに彼氏はいたけど本気になれなかったし。はい、お水。」



そうだったんだ…。



見た目は恋愛の達人っぽいのにな…。



「パパよりイイ男がいない。」

「そりゃあ理想高いでしょ!!パパさんは稀にみるかっこよさだもん!!」



響もだけどね?



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