年上彼女と年下俺様
里佳チャンは家につくなりソファに倒れ込んだ。



「風呂入んねぇの?」

「今日はイイや~って言いたいとこだけど入らないとスッキリしないから連れてって?」

「歩け歩け。」

「やだ~…。疲れたも~ん…。響があんな事するからだ…。」

「あれは合意の上ね。」

「響に甘い声で囁かれたら断れないもん。だから響が悪い!!」



ちょっとワガママだな。



俺的には嬉しい。



そしてついに里佳チャンが旅立つ時が来た…。



「マジヨロシクねてっ君…。」

「任せといて。何かあったら俺が責任持って里佳チャンを守りますわ。」

「手出さないでね…。」

「俺由優一筋!!」



てっ君に里佳チャンを託すしかなくて…。



空港での別れはかなり辛い…。



「行ってくるね!!」

「気をつけて…。イタリア人と浮気すんなよ?」

「しない!!響もね?」

「離したくねぇ~…。でも行ってらっしゃい…。」

「行ってきま~す!!」



会いに行くからな!!



里佳チャ~ン…。



< 428 / 944 >

この作品をシェア

pagetop