年上彼女と年下俺様
カメラのフラッシュと向けられたマイク…。



「仕事関係の方には大変なご迷惑とご心配をおかけいたしました。でもこの通り元気になりましたのでこれからもよろしくお願いします。」

「活動再開のめどは立たれてるんですか!?」

「えぇ、本日中に文書にてご報告致します。本当に申し訳ありませんでした。」



響が敬語使ってる…。



あたしも一応ペコッと頭を下げた。



明日の新聞に出ちゃうのかな…。



「ちょっと響!!なんなのあの笑顔!!」

「ナイスなアイディアだと思うけど?これで里佳チャンの株も上がるっしょ。」

「株?」

「3ヶ月意識不明の俺を看護した良妻?」

「まだ結婚してませ~ん。」



まぁ響とならイイかな?



顔出まくりだけどさ…。



遥君の新車に乗って家についた。



「うわぁぁぁぁい!!」

「おかえり!!」

「やっと家!!里佳チャン、家!!」

「うん!!よかったね!!」

「会いたかったよマイスタジオ!!」



えぇぇぇ~…。



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