年上彼女と年下俺様
拓海と付き合ってた時はお互い友達優先だったし…。



『会いたい』なんて言われた事なかったなぁ~…。



「今からお家行くね?」

「途中まで迎えに行く。」

「寒いからイイよ~。雪降りそうだよ?」

「何かあってからじゃおせぇの。危機感とかねぇわけ?ちなみに電話繋ぎっぱなしな?」



心配性だ…。



そんなにあたしが好き?



電話を繋ぎながらしばらく歩いた。



「里佳チャン発見。」

「じゃあね?」

「あい。」



電話を切ったら響が小走りで駆け寄ってくれた。



ダメだ…。



キュンキュンする~!!



「髪凍ってるよ響~!!」

「濡れてたから…。」



お風呂入ったなら来なくてよかったのに…。



どんだけキュンキュンポイント刺激すんだか…。



「手。」

「繋ぐの!?」

「ダメならイイ…。」



もうカワイイ~!!




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