年上彼女と年下俺様
前に本家でオーナーと飲んだ時は何も言ってなかったのに…。



「何で急に移動なんだろ…。」

「ん~、多分気まぐれ。たまにヘルプで店立てるしさ、本部も楽しいよ?」

「うん…。一応響の嫁だしね…。頑張る!!」



家に帰ったら莉里さんがいた。



世界中を飛び回ってる莉里さんは今充電期間みたい。



「おかえり。」

「ただいま!!あたし来週から本部行く事になりました~!!」

「おぉ!!昇進じゃん!!おめでと。」

「でも店長楽しかったからなぁ~…。」

「きっと響が世界に行くからだね。」



えっ、響と関係あるの?



意味がわからない…。



「うちのパパ、かなり情に脆いから。お店に立たせて時間も全くないし夫婦で顔合わせない生活させたくナイんでしょ。」

「オーナー…。」

「甘いよね~。なんてね?」



やっぱりオーナーは優しい。



響、あたし本部で働く事になったよ。



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