私は‪✕‬‪✕‬を知らない I
「そう言えば中間テストの順位、もう張り出されてるんじゃないか?」


上履きへ履き替えたタイミングで思い出したかのように、谷垣が掲示板のある中央廊下へと顔を向ける。


やけに騒がしいなと思えばあの人集りが原因か。





「う〜、この時間嫌なんだよね。点数も書かれてるし」


「2人とも今回は赤点が無いといいな」


「げ、・・・皆は余裕があっていいよな」


「いや、今回は自信ないよ」


「そう言いながら毎回10位以内だろ!」


「俺だって平均的な点数ばっか取ってるけど酷い時は赤点あるから余裕なんてないねー」


「また朔夜くんと昴くんの1位争いなんだろうね」


優里と瑠璃川は赤点組、水嶋が真ん中ぐらいで他3人が上位・・・。


こんな事考えては失礼なんだろうが、容易に想像できてしまうな。


やり取りに苦笑していれば下の方の順位が書かれている所まで来た。


「ましろちゃんは今回のテストどうだった!?」


「え?んー、普通じゃない?」


全部埋めたし、特段難しいと感じる問題もなかったし。


そうこうしながら順位を確認していく。


「・・・194、193、あった!192!うぅ、前回と一緒かぁ。結構頑張ったんだけどなぁ」


「お、俺も190で変わってない・・・」


待ってくれ、下から探すにしても早くないか???
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