Powdery Snow
会いたい気持ちと、もう会えなくなる気持ちがぶつかりあって気がつけば2日後、あたしは学校に向かってた。
冷えきった身体を温めようと、人っ子一人居ない食堂に入り自販機の前に立った。
小銭を入れて、しばらく赤いランプを見つめているとスッと横から伸びてきた手がミルクティーのランプに触れガタンッ…と音を響かせ下に落ちた。
自販機の下に手を突っ込み「はい」って渡されたミルクティーと、はっきりと見えた人物に涙が溢れそうになった。
その視線とぶつかり合いミルクティーを受け取ったあたしに目の前の弘人は平然の顔をして口を開いた。
「俺の顔見て泣いてんじゃねぇよ」
聞きたかったその声にジン…と胸が締め付けられた。今までなかったぐらいにまで胸が熱くなっていた。
「泣いてなんかないよ」