まさかのアイドルでした！？

「ちょっといい？」
放課になった途端姫花とその取り巻き達が私と桜を呼んだ。
「……？な、なんだろう」

ひとけのない廊下に呼び出された。

「あ、あのー？」
「あんたらさ？もしかして浬先生のこと推してるとかじゃないよね？」
「あんた達みたいな陰キャが調子乗ってんじゃないわよ！」
「そうよそうよ！」
ま、まってどういうこと……な、なんでバレてるの！？しかもよりによって姫花達に……
「なんとか言いなさいよ!」「オタクとかまじ無理。」
「わ、私は……」桜の声が震えてる。
「てかさー美稲ってそういうキャラだっけー？私桜と同類だなんて思ってなかった（笑）」
「あのさぁ…なんでそうゆうこと言うかなぁ」私が言うと
「美稲は関係ない!!!!」
桜が大きな声で叫ぶと…
「どうした！？」
「か、浬先生！？」
浬先生が来たことはみんな想定外だったみたい
「美稲、桜。なんかあったか！？」
「「先生!!」」
「…姫花達が何かしたのか？」
「わ、私達はただ聞いただけだから！て、てか先生は知ってる？この２人浬先生推しなんだって！」
うそ…言われちゃった………どうしよう。もう浬先生に距離置かれちゃうかも。
「………あぁ…そうか。」
ほら。やっぱりね。もう話せな……「とってもうれしいよ！」ん！？
「アイドルをやっているからそれを見て推してくれてたのかな？そういうファンがいるから支えられてるんだよね。」
でも…と先生はつづけた。
「でも、それを調子乗ってるとかオタクとかそういうのはよくないよ。」と…きっぱり姫花達に先生が言った。
「ご、ごめんなさい！私はただ…私も先生のアイドル姿が好きであなたたちよりずっと前から推してたのにこないだ浬先生と２人が楽しそうに話してるのをみて少しイラついてしまったのよ…」と姫花が言ったんだけど………
そんな事あったっけ???私と桜が浬先生と楽しそうに話してた……？？