訳ありイケメンは棘持つ花に魅入られる
自然に囲まれたテラス席があるカフェ、ガラス張りの開放感溢れるカフェ、見晴らしが良いカフェ、木の温もりを感じるカフェ、花に囲まれた癒しのカフェ……と色々なタイプのカフェを紹介していく。

「あと美味しいスイーツがあるとポイント高いです。思わず写真撮りたくなっちゃうようなスイーツが目の前にあると無条件にテンション上がっちゃいますし。これが女心です!」

「いや、本当に勉強になった。やっぱり来栖さんに頼んで正解だったよ。俺にとって未知の世界っていうか、全然縁のない場所ばっかりだ」

「そうなんですか? さっきも言った通り、葉山さんって見るからにこういうお店に詳しそうに思えちゃうから意外すぎるんですよね。思ってたのと違ったって彼女から言われるのも納得っていうか」

髪型や服装はオシャレなのになんでだろうと単純に疑問だ。

そう思ってると、ちょうどタイミングよくその答えが返ってきた。


「髪型や服装からそう感じるんだっけ? そっか、そこかぁ。実はさ、コレ自分で選んでないんだよね」

「はい!?」

思いもよらない事実をサラッと告げられ、私は目を見開いた。

花山粧だと教えられた時もそうだったけど、葉山さんってちょいちょい驚き発言をなんでもないことのように零す気がする。

 ……自分で選んでないってどういうこと!?

< 67 / 204 >

この作品をシェア

pagetop