人気俳優は姫を独り占めしたい
「.....鈴香」

「ふあっ!.....って、えっ私..寝てた!?」

俺が鈴香の名前を言うと鈴香はまどろみから覚め、びっくりしたように飛び上がった。

「あぁ。俺が起こしてしまった。ごめんな」

「全然大丈夫ですから....それより体調どうですか?」

鈴香が微笑みながら聞いてきた。

でも、やっぱり、その笑顔からは、一切、不快感を感じなかった。

それどころか『かわいい』と思ってしまうまでもなった。

そもそも、俺のかわいいの基準はなんだろうな。

「少しマシになったと思う」

俺がそう言うと鈴香は俺のおでこに手を当てた。

「あっ、そうですね、熱は下がってますね!良かったです.....!」


かわ、いい


俺は気づいたらまた、そう思っていた。

もう、かわいいって思ったの3回以上はあるぞ。

俺って変態なのか...?





< 72 / 147 >

この作品をシェア

pagetop