目が覚めたら、ロンドンでした。





ホームズを見返すと、彼は腕を組んでこちらを見ていた。





 私は舌を出して、思わず「あっかんべー」とやってしまった。




「……何だ、その奇妙な顔は。」



「ふふっ、未来で流行っている挨拶です!」





 彼は一瞬、完全に固まっていた。



 その顔がなんだか可笑しくて、私は笑ってしまった。








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