幼馴染みの重たい愛の隠しごと(マンガシナリオ)

「ん?どうしたの?」

まなかと握っている手は寒いのに暖かくて、もどかしさがどこかにあった。

そんな手を少し強くギュット握ったのは、まなかの目に今、月だけがうつっていて、少し嫉妬したからかもしれない。

「ありがとう…」

今日のことだろうか?

「全然いいよ。俺の方こそ、今日一緒に過ごせて嬉しかった。ありがとう」

俺がまなかの方を見ていたから、まなかが突然こっちを見てきて優しく微笑んだ。

その微笑みに、魅了される。

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