共演した推しが超プロ意識高めアイドルでした
ep3
「マナトさん、入られます。」
白い撮影スタジオに、彼が現れた。
ライトを浴びても、肌が透き通るように綺麗だった。
「はじめまして。主人公ツトム役のマナトです。よろしくお願いします。」
「はじめまして。ヒロインのみなみ役の佐藤さえです。よろしくお願いします。」
「じゃあ撮影始めます。」監督の声。
「2人、向かい合って顔近づけようか。」
「はい。」
マナトが一歩、また一歩、距離を詰める。
呼吸が、聞こえる距離。
思わずまばたきが増える。
世界が静まり返って、心臓の鼓動だけが響いた。
「お、いいね。はい、OK。今日の撮影はここまで。」
話しかけようとした瞬間――
「ありがとうございました。では、失礼します。」
そう言って、マナトは振り向きもせずに現場を後にした。
――現場が終わると、男性以外の出演者やスタッフ以外とは一切話さない。
完璧なプロ意識。
私の推しは、スーパープロ意識高めアイドルでした。
白い撮影スタジオに、彼が現れた。
ライトを浴びても、肌が透き通るように綺麗だった。
「はじめまして。主人公ツトム役のマナトです。よろしくお願いします。」
「はじめまして。ヒロインのみなみ役の佐藤さえです。よろしくお願いします。」
「じゃあ撮影始めます。」監督の声。
「2人、向かい合って顔近づけようか。」
「はい。」
マナトが一歩、また一歩、距離を詰める。
呼吸が、聞こえる距離。
思わずまばたきが増える。
世界が静まり返って、心臓の鼓動だけが響いた。
「お、いいね。はい、OK。今日の撮影はここまで。」
話しかけようとした瞬間――
「ありがとうございました。では、失礼します。」
そう言って、マナトは振り向きもせずに現場を後にした。
――現場が終わると、男性以外の出演者やスタッフ以外とは一切話さない。
完璧なプロ意識。
私の推しは、スーパープロ意識高めアイドルでした。