御影の王
第三章、「生きて会える事を祈っている」
御影第一高校には、数人の有名人が存在する。

人嫌いのキツメ美少女、四門メグ。

どういう訳かその四門メグに気に入られた平凡な少年、宮川修内太。

つい最近まで行方不明だったが、近々復学予定の失踪高校生、小山田哲平など。

平穏な学園のようでいて、その実この学園には、他所とは一味違った秘密が色々と隠されているらしい。

で、その有名人の中に、俺…紅勢十郎と早乙女乙女が含まれていると知ったのはまさに今日の話だ。

先日の剣道場での派手な模擬戦が生徒の間で噂となり、ちょっと名の知れた存在となってしまったらしいのだ。

曰く、『戦乙女(ヴァルキリー)と疾風の紅』。


戦乙女というのは、早乙女乙女の名をかけているらしい。

で、疾風の紅とは俺の足の速さを指しているのだとか。

何にせよ、恥ずかしい異名である。


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