裏表激しめ俳優にいつの間にか溺愛されてました
目が覚めるとそこは知らない部屋のベットの上だった。
半開きの扉から物音が聞こえる。
頭が痛いし、体もだるい。
フラフラとした足取りで扉から顔を出す。
「……冬夜」
冬夜がキッチンに立って何かを作っているところだった。
私の声に振り返った彼は火を消して私に近寄る。
「ごめん、起こしたか?」
「なんで私……」
十中八九ここは冬夜の家だろう。
だけど私の記憶にある限り自分で来た記憶がない。
そんな私の心を読んだのか冬夜が先回りして教えてくれる。
「和羽、テレビ局で倒れたんだよ。とりあえず近い俺の家に運んだけど」
そう言われてようやく思い出す。
「あ…そういえばそうだったような…」
「お前たぶん熱あるから。ちょっと待ってろ体温計持ってくる」
体温計を持って戻ってくると、私に測るように言った。
私はおとなしくリビングのソファに座って測る。