チョコレートより甘い4年間
笑顔が眩しすぎて、胸が痛い
球技大会の日。
クラスの男子がサッカー決勝に進出し、女子のみんなで応援することになった。私は、彼だけを見つめていた。
野球部だからサッカーは苦手かと思っていたけれど、それは大きな誤解だった。
彼は驚くほど速いドリブルで敵陣を抜き、力強くボールを蹴り出した。
その瞬間、彼の片方の靴が青空に舞い上がった。
そして、それは偶然にも私の目の前へ落ちてきた。
「危ない!」
「大丈夫?」
周囲の声の中、私は彼の靴をしっかりキャッチした。
フィールドを見れば、彼のボールは見事にゴールへ吸い込まれていた。
「やった!」
クラス中が歓声に包まれる。
片足でケンケンしながら笑う彼に近づき、靴をそっと差し出す。
「ありがとう」
恥ずかしそうに微笑むその顔が、反則なくらい可愛かった。
――「すごかったね」「かっこよかったよ」
言いたい言葉は喉の奥で渦を巻き、声にならなかった。
秋空の下、体育祭。
私は女子リレーの第二走者。最初は最下位スタートだった。
「絶対に一人抜く!」
彼に見ていてほしくて、全力で走った。
一人抜いて三位でバトンを渡す。だが結果は最下位。
悔しさに唇を噛んだ。
続く男子リレー。原くんは第二走。最下位でバトンを受け取ると、風のような速さで三人を抜き去った。
長い脚で駆け抜ける姿は、眩しかった。
その瞬間、胸の奥がぎゅっと締めつけられた。
――「結城くん、速くてかっこよかった」
心の中でつぶやく。やっぱり言葉にはできなかった。
クラスの男子がサッカー決勝に進出し、女子のみんなで応援することになった。私は、彼だけを見つめていた。
野球部だからサッカーは苦手かと思っていたけれど、それは大きな誤解だった。
彼は驚くほど速いドリブルで敵陣を抜き、力強くボールを蹴り出した。
その瞬間、彼の片方の靴が青空に舞い上がった。
そして、それは偶然にも私の目の前へ落ちてきた。
「危ない!」
「大丈夫?」
周囲の声の中、私は彼の靴をしっかりキャッチした。
フィールドを見れば、彼のボールは見事にゴールへ吸い込まれていた。
「やった!」
クラス中が歓声に包まれる。
片足でケンケンしながら笑う彼に近づき、靴をそっと差し出す。
「ありがとう」
恥ずかしそうに微笑むその顔が、反則なくらい可愛かった。
――「すごかったね」「かっこよかったよ」
言いたい言葉は喉の奥で渦を巻き、声にならなかった。
秋空の下、体育祭。
私は女子リレーの第二走者。最初は最下位スタートだった。
「絶対に一人抜く!」
彼に見ていてほしくて、全力で走った。
一人抜いて三位でバトンを渡す。だが結果は最下位。
悔しさに唇を噛んだ。
続く男子リレー。原くんは第二走。最下位でバトンを受け取ると、風のような速さで三人を抜き去った。
長い脚で駆け抜ける姿は、眩しかった。
その瞬間、胸の奥がぎゅっと締めつけられた。
――「結城くん、速くてかっこよかった」
心の中でつぶやく。やっぱり言葉にはできなかった。