もう一度君に恋をする
・繋げない手


雄大と想いが通じ合った日、私は雄大を待っていると決めた。


今すぐに私達が付き合う事は出来ないけど、雄大の気持ちを信じようと思う。


「千尋、たまには一緒に飯行く?」

「いいの?」

「うん、いいよ。」

「準備するからちょっと待っててね。」


両親が1泊で温泉旅行に行ってしまい、家には私とお兄ちゃんだけ。


お兄ちゃんは彼女と会うと言ってたけど、私も連れて行ってくれる事になった。


着替えて軽くメイクを直し私はお兄ちゃんの車に乗り込んだ。
< 104 / 201 >

この作品をシェア

pagetop