愛する花の蜜を吸う~ヤンデレ吸血鬼の溺愛がキケンすぎる~
「あ、多分このあんぱんだと思います…すいませ―」
嫌な匂いをさせてしまったかと思ったら、彼はあんぱんを気にせず、私の腕をつかみかかってきた。
「え…」
「きみ…だれ?」
だ、誰って…なんで自己紹介しなきゃいけないの?
とりあえず掴まれている腕をはなしてほしい。
随分強い力で掴まれているのか腕をひっぱっても中々振りほどけない。
「…あの、はなしてもらえませんか?」
赤い瞳孔が私をじっと見下ろす。