「世界が違うだけで、こんなにも違うのか!?」【転生したら、魔王の側近でした×親愛なる魔王の君へ】
「…………って、あれ?」

僕らの反応を見てか、ルーチェ?は何かに気づき始めたみたいだ。

「…………あのぉ……もしかしたら、僕……パラレルワールドに来たかもしれないです」

ルーチェ?は、恐る恐るといった感じでそう言う。

「パラレルワールド!?」

「で、多分皆さんの知るルーチェは、僕のいる世界にいるかもです……」

ルーチェ?からの衝撃的な発言に、僕らは顔を見合せた。アーサーもティムも、驚いた様子だ。

「……えっと、どういうことか説明してもらってもいいかな?」

僕が問いかけると、ルーチェ?は立ち上がると頷く。……僕の知るルーチェよりも高いな。

それから、ルーチェは1週間の出来事を話してくれた。

ちょうどルーチェが消えた日に、ルーチェと出会ったこと、パラレルワールドのルーチェが話してくれたこと、そして、さっき庭に様子のおかしいモンスターが現れたこと、そのモンスターをルーチェが「いずな」と呼んでいたこと、そして。

「いきなり綺麗な音色が聞こえて、辺りを漂っていた瘴気が晴れて、モンスターはどこかに行ったんです。で、僕は気が付いたらここにいた」

「……なるほどねぇ……」

「……クラルさん、これからどうします?ルーチェの居場所は、分かりましたけど」
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