「世界が違うだけで、こんなにも違うのか!?」【転生したら、魔王の側近でした×親愛なる魔王の君へ】
僕は、今漂ってる空気を変えるために話題を変える。

今は、いずなの話をしないと。

そう思って、僕はいずなの話をした。いずなとの出会いと別れを、簡単に話す。

「……そっちの世界では、そんなことが起こっていたんだ……」

僕の話を聞いて、ルーチェはそう呟いた。僕は、無言で頷く。

「……で、どうすんだ?ここには、2人の俺らがいるわけで……」

アーサーが、話しかけてきた。服装からして、僕のよく知るアーサー。

「……見分け方は、服装が違うから大丈夫だろうけど……」

僕は、そう言って頭をフル回転する。

「……そうだ!片方を名字呼びにする……とかは?アーサーだったら、僕から見てパラレルワールドのアーサーをウィリアムズって呼ぶ。でも、それだと長いから……ウィリーとか……」

「それいいじゃん」

僕の案に賛成したのは、パラレルワールドのティムだった。

「それだったら、案をくれたルーチェから見てパラレルワールドの僕らを名字で呼ぶことにしよう。だから、僕はディスペアでいいよ」

「じゃあ、僕はラファールか」

「俺は、ルーチェの案のウィリーでいいよ」

「僕は、クロウディアだから……クロウでいいかな」

「分かった。他の人たちは……そのまま名前でいいか」

僕は、周りを見渡しながら呟く。同じ名前の人物がいるのは、僕、クラル様、アーサー、ティム。そして、八咫烏くらいか。
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