「世界が違うだけで、こんなにも違うのか!?」【転生したら、魔王の側近でした×親愛なる魔王の君へ】
「大変でしたよ。同じ僕なのに、クラル様みたいでした」

クロウが、ルーチェを見つめた。

「……とりあえずは、解決出来たからいいけど」

父様が、ノエルさんがいる場所へと目を向ける。僕らもノエルさんの方を見てみると、ノエルさんといずなは魔王たちに拘束されていた。

「さて、と……俺が、君の持つ本型の呪具を封印すれば、君たちは元の世界に帰れる。その呪具の影響で、君たちはパラレルワールドに飛んだみたいだからね」

今度は、父様は僕の方を見る。

「……いろいろと、迷惑をかけたみたいでごめんね?」

僕が謝ると、パラレルワールドのアーサー――ウィリーは「でも、パラレルワールドのルーチェとの会話、楽しかったよな!」と答えた。

ウィリーの発言に、ウィリーの隣にいたパラレルワールドのティム――ラファールは頷く。

「……うちのルーチェと、パラレルワールドのルーチェって全然違うんだね。変な感じだった……けど、良い体験だったと思う。本当に、パラレルワールドがあるんだなって実感したし……」

ディスペアがそう言うと、父様は「全くだ」と呆れた顔をした。

「……そういうディスペア様だって、ギルバートさんとめっちゃ仲良いじゃん。びっくりしたんだからね」

ルーチェの言葉に、僕は「えっ、そうなの?なんかヤダな」と反応する。
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