風俗嬢
2.いちばん
あの頃はもう必死だった。

ただ自分の居場所を守るために。


仕事に対する私なりのプライド。充実感、達成感。
それとは全く逆の仕事への不の感情。


毎日なんだか戦いだったな。


自分でもどうしてこんなに、必死になるのか、この仕事にしがみつくのかわからなかった。

それは今もわからないけれど。

今もこうして、風俗時代を振り返ってうじうじ、こんなこと言ってる私は結局何がしたいんだ。



ただ一つ事実なのは、あの頃のことは今でも毎日思い出すということ。

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