御守りします、お嬢様。
お嬢様、ごきげんよう。
アイドル、帰宅。
とっても大きい我が家を見上げる。
「パパ、この家、おっきすぎない…?」
「そんなことないぞ!紗愛(さら)みたいな大人気アイドルが住む家なんだからな!」
もうアイドル活動は休止してるよ…、パパ?
とっても優しいけど、過保護。
そんなパパと--
「まあ、久しぶりねぇ、この家」
「…そーだね」
「…疲れた。早く入ろーぜ」
「紗愛と入りましょう」
「姉貴、早く」
「あ、はーい!」
「…んな急がなくても」
「まぁまぁ、にいにも入ろ?」
「はいはい」
のんびり屋さんのママ、クールだけど優しくて過保護な兄と弟と過ごして、もうすぐ14歳!
イタリアに3年間旅行に行くために始めたばかりのアイドル活動を休止して、もう時が経ったんだなぁ、なんて感じています。
弟の直緒(なお)と兄の悠羽(ゆう)はなぜか他人には、とっても冷たいんだけど、私にはびっくりするほど過保護。
私はすごくいい家庭に生まれたんだなぁ。
「姉貴?」
「紗愛?」
「「部屋に行こーぜ」」
「あ、そうだね!久しぶりすぎてお部屋の場所忘れちゃったかもっ」
「何それ」
「紗愛って時々意味不だよな」
***
「本当に行くのか?」
「うん、行くっ」
「親父、俺がいるから大丈夫だぞ」
「兄貴には任せられない。俺も反対だ」
「まぁ、少し心配よねぇ、大華学園に行かせるなんて」
私とにいには国内随一のお金持ち学園、大華学園に編入しようとしてるんだ。
実は、アイドル活動をしてる時に一緒に頑張っていたお友達たちがいるから、みんなの場所に私も行きたいんだけど、その子たちがどこにいるかは絶対言っちゃダメだからパパたちには言えないんだ。
お金持ち学園だからセキュリティは問題ないんだけど、パパたちが心配する理由は『全寮制』ってこと。
きっと私たちと離れるのが寂しいんだよね。
そして、5年前まで男子校だったから、未だに男女比が9:1なのも、心配の要因かな。
「みんな、大丈夫だよ?にいにもいるしっ」
「でも紗愛ほどの美少女がいたら男どもが放っておかないだろう」
「それは俺もそう思う」
「わたしも思うわぁ」
「私、そこまで美少女じゃないよ?みんな、家族だから美化しちゃってるんだよ」
「いーや、どうしても行くなら、これをつけてくれ!」
そう言ってパパが差し出したのは…メガネ?
それも、レンズがとっても大きいもの。
「私、目は悪くないの、パパも知ってるよね?」
私、視力は2.0ずつあるくらい、目はいいんだ。
「お守りとしてつけておいてくれ」
えぇー、これ、世間一般的な女の子は「ダサい」って言うんじゃないのかな?
そんなことを思いつつ、パパの懇願するような瞳に負けた私は控えめに頷いたのだった。
「パパ、この家、おっきすぎない…?」
「そんなことないぞ!紗愛(さら)みたいな大人気アイドルが住む家なんだからな!」
もうアイドル活動は休止してるよ…、パパ?
とっても優しいけど、過保護。
そんなパパと--
「まあ、久しぶりねぇ、この家」
「…そーだね」
「…疲れた。早く入ろーぜ」
「紗愛と入りましょう」
「姉貴、早く」
「あ、はーい!」
「…んな急がなくても」
「まぁまぁ、にいにも入ろ?」
「はいはい」
のんびり屋さんのママ、クールだけど優しくて過保護な兄と弟と過ごして、もうすぐ14歳!
イタリアに3年間旅行に行くために始めたばかりのアイドル活動を休止して、もう時が経ったんだなぁ、なんて感じています。
弟の直緒(なお)と兄の悠羽(ゆう)はなぜか他人には、とっても冷たいんだけど、私にはびっくりするほど過保護。
私はすごくいい家庭に生まれたんだなぁ。
「姉貴?」
「紗愛?」
「「部屋に行こーぜ」」
「あ、そうだね!久しぶりすぎてお部屋の場所忘れちゃったかもっ」
「何それ」
「紗愛って時々意味不だよな」
***
「本当に行くのか?」
「うん、行くっ」
「親父、俺がいるから大丈夫だぞ」
「兄貴には任せられない。俺も反対だ」
「まぁ、少し心配よねぇ、大華学園に行かせるなんて」
私とにいには国内随一のお金持ち学園、大華学園に編入しようとしてるんだ。
実は、アイドル活動をしてる時に一緒に頑張っていたお友達たちがいるから、みんなの場所に私も行きたいんだけど、その子たちがどこにいるかは絶対言っちゃダメだからパパたちには言えないんだ。
お金持ち学園だからセキュリティは問題ないんだけど、パパたちが心配する理由は『全寮制』ってこと。
きっと私たちと離れるのが寂しいんだよね。
そして、5年前まで男子校だったから、未だに男女比が9:1なのも、心配の要因かな。
「みんな、大丈夫だよ?にいにもいるしっ」
「でも紗愛ほどの美少女がいたら男どもが放っておかないだろう」
「それは俺もそう思う」
「わたしも思うわぁ」
「私、そこまで美少女じゃないよ?みんな、家族だから美化しちゃってるんだよ」
「いーや、どうしても行くなら、これをつけてくれ!」
そう言ってパパが差し出したのは…メガネ?
それも、レンズがとっても大きいもの。
「私、目は悪くないの、パパも知ってるよね?」
私、視力は2.0ずつあるくらい、目はいいんだ。
「お守りとしてつけておいてくれ」
えぇー、これ、世間一般的な女の子は「ダサい」って言うんじゃないのかな?
そんなことを思いつつ、パパの懇願するような瞳に負けた私は控えめに頷いたのだった。