不遇の伯爵令嬢、婚約破棄しましたが嫁ぎ先では幸せなので、どうぞお構いなく!
父のフランゼ伯爵家乗っ取り計画、義妹の婚約者との不義による妊娠を赤裸々に証拠付きで爵位申請に添付して提出した。
このままではフランゼ家が消えますよと追伸を添えたところ、王家は大急ぎで承認を出した。
国の自然衰退に関しては、半信半疑だったようだが私が不幸であったことがここで判明し、しかも父も母を裏切って継母や妹が居たことで先代から不幸続きで衰退していたことまで判明し、王家の老臣たちは事態の重大さに頭を抱えて今回の対処は速やかに行われた。
そんなわけで、現在フランゼ家は完全に爵位継承した私が権限を握っており不貞による婚約破棄も、父と継母と妹のフランゼ家からの除籍も出来る権利を持っているのである。
しかし、事態をまだ把握できていない様子なので私は丁寧に教えてあげた。
「私を隣国の辺境伯であるグロウレンスト辺境伯に嫁がせる予定だったそうですね?いいですよ?女伯爵の爵位のままに隣国の辺境伯に嫁いでも。ゴートダム王国の豊かさが終わり、国が崩壊するだけなので。この国の自然の豊かさはフランゼ家の自然に愛される娘が幸せに暮らしていることが条件なのですから。その娘が国を出れば自然の豊かさはあっという間に消え去り、ゴートダム王国は500年前の昔の不毛の大地に戻るだけです」
ほんとうに国の成り立ちすら学んでいない愚かな人たちと話すのは骨が折れます。
継母も準男爵家の出身なので、貴族としての知識はあまりなく平民に近い。
アレクシアは教育を受ける機会は設けたにも関わらず、本人が学ばなかったので知識なし。
父は侯爵家出身なので学んでいるはずだが、まぁ伯爵家の経営すらできないダメ夫だったので無理もないだろう。
「な、なんでそんなことを?」
父が問いかけたのはここまで話してようやくだった。
「そもそも中継ぎの仕事すらまともにできず、8歳から今日まで10年私がフランゼ家を運営していたのですよ?それに使用人の解雇権限も中継ぎ伯爵には無かったでしょう?だから、針のむしろで居心地が悪くても解雇すらできなかった使用人たちは祖母や母の代からの使用人たちです。この家が女伯爵の家系で跡継ぎが私であることも、8歳から家の管理運営をしていることもアナタや後妻のライリーンさんやアレクシアの後継者への横暴もすべて知っているのです」
そこまで話すと笑みを浮かべてもう一度言ってあげる。
「ですから、私自身の被害以外でも家の中の異変の報告はすべて私の元に届くのです。何を買おうとしているのか、どこに誰と行ったのか。たとえば、私の婚約者が私に会わずにアレクシアと仲睦まじく過ごしていたことも、アレクシアの月の物が来ていないことなど一か月半前にはすでに報告が上がっていました。だから、当主としてきちんと家のことはお父様より把握しています」
私の言葉に、父は口をパクパクとするが言葉にならない様子。
本当に、能力が無くて8歳の娘が領地と家の管理をしていたことを恥ずべきだと思う。
中継ぎとしての力も発揮せずに、家を自分や自身の愛人とその娘のものにできると思う方が間違っているのだ。
間違いは正さなければならない、何事も……。
「では、フランゼ伯爵家当主として告げますわ。中継ぎ伯爵だったオロレアンは伯爵位が次世代に移ったので爵位返上。ご実家のビーレゼルン侯爵家は既にオロレアンさんとの縁切りを申請済みで受理されているのでご実家も頼れません。頼れるのはライリーンさんのご実家の準男爵家でしょうね。オロレアンさんとライリーンさんとアレクシアについてはフランゼ家からは除籍いたしました。こちらが証明書です」
このままではフランゼ家が消えますよと追伸を添えたところ、王家は大急ぎで承認を出した。
国の自然衰退に関しては、半信半疑だったようだが私が不幸であったことがここで判明し、しかも父も母を裏切って継母や妹が居たことで先代から不幸続きで衰退していたことまで判明し、王家の老臣たちは事態の重大さに頭を抱えて今回の対処は速やかに行われた。
そんなわけで、現在フランゼ家は完全に爵位継承した私が権限を握っており不貞による婚約破棄も、父と継母と妹のフランゼ家からの除籍も出来る権利を持っているのである。
しかし、事態をまだ把握できていない様子なので私は丁寧に教えてあげた。
「私を隣国の辺境伯であるグロウレンスト辺境伯に嫁がせる予定だったそうですね?いいですよ?女伯爵の爵位のままに隣国の辺境伯に嫁いでも。ゴートダム王国の豊かさが終わり、国が崩壊するだけなので。この国の自然の豊かさはフランゼ家の自然に愛される娘が幸せに暮らしていることが条件なのですから。その娘が国を出れば自然の豊かさはあっという間に消え去り、ゴートダム王国は500年前の昔の不毛の大地に戻るだけです」
ほんとうに国の成り立ちすら学んでいない愚かな人たちと話すのは骨が折れます。
継母も準男爵家の出身なので、貴族としての知識はあまりなく平民に近い。
アレクシアは教育を受ける機会は設けたにも関わらず、本人が学ばなかったので知識なし。
父は侯爵家出身なので学んでいるはずだが、まぁ伯爵家の経営すらできないダメ夫だったので無理もないだろう。
「な、なんでそんなことを?」
父が問いかけたのはここまで話してようやくだった。
「そもそも中継ぎの仕事すらまともにできず、8歳から今日まで10年私がフランゼ家を運営していたのですよ?それに使用人の解雇権限も中継ぎ伯爵には無かったでしょう?だから、針のむしろで居心地が悪くても解雇すらできなかった使用人たちは祖母や母の代からの使用人たちです。この家が女伯爵の家系で跡継ぎが私であることも、8歳から家の管理運営をしていることもアナタや後妻のライリーンさんやアレクシアの後継者への横暴もすべて知っているのです」
そこまで話すと笑みを浮かべてもう一度言ってあげる。
「ですから、私自身の被害以外でも家の中の異変の報告はすべて私の元に届くのです。何を買おうとしているのか、どこに誰と行ったのか。たとえば、私の婚約者が私に会わずにアレクシアと仲睦まじく過ごしていたことも、アレクシアの月の物が来ていないことなど一か月半前にはすでに報告が上がっていました。だから、当主としてきちんと家のことはお父様より把握しています」
私の言葉に、父は口をパクパクとするが言葉にならない様子。
本当に、能力が無くて8歳の娘が領地と家の管理をしていたことを恥ずべきだと思う。
中継ぎとしての力も発揮せずに、家を自分や自身の愛人とその娘のものにできると思う方が間違っているのだ。
間違いは正さなければならない、何事も……。
「では、フランゼ伯爵家当主として告げますわ。中継ぎ伯爵だったオロレアンは伯爵位が次世代に移ったので爵位返上。ご実家のビーレゼルン侯爵家は既にオロレアンさんとの縁切りを申請済みで受理されているのでご実家も頼れません。頼れるのはライリーンさんのご実家の準男爵家でしょうね。オロレアンさんとライリーンさんとアレクシアについてはフランゼ家からは除籍いたしました。こちらが証明書です」