この命のすべてで、君を想いたい
7章 この命のすべてで君を想いたい
いつまでも抱きしめたい
夜の病室は、世界の音が全部遠くに沈んだみたいに静かだった。
点滴の滴る音さえ、もう夢の向こうみたいに遠い。
息をするたび、胸が軋む。
体の奥が冷えていく。
ああ――もうすぐなんだな、って、わかってしまう。
空は、向かいのベッドで本を閉じて、
ずっと私を見ていた。
その視線の奥にあるものは、全部わかった。
“終わりに向かってるんだ”って、
空も気づいてる。
『……空』
呼んだ声が震えたのは、苦しさじゃなくて、
“怖い”が喉でつまったから。
「どうした?」
目が合った瞬間、胸の奥がきゅっと締まった。
こんなに愛しい人の顔を、
あと何回ちゃんと見られるんだろう。
点滴の滴る音さえ、もう夢の向こうみたいに遠い。
息をするたび、胸が軋む。
体の奥が冷えていく。
ああ――もうすぐなんだな、って、わかってしまう。
空は、向かいのベッドで本を閉じて、
ずっと私を見ていた。
その視線の奥にあるものは、全部わかった。
“終わりに向かってるんだ”って、
空も気づいてる。
『……空』
呼んだ声が震えたのは、苦しさじゃなくて、
“怖い”が喉でつまったから。
「どうした?」
目が合った瞬間、胸の奥がきゅっと締まった。
こんなに愛しい人の顔を、
あと何回ちゃんと見られるんだろう。