この命のすべてで、君を想いたい
そっとベッドの脇に座り、雫の手を包む。
指のひとつひとつを確かめるように握りしめる。
温度はまだ残っているけれど、柔らかく、軽く、消えてしまいそうで怖いほどだった。
雫は目を閉じたまま、弱い呼吸を繰り返している。
胸の上下に合わせ、空もゆっくりと呼吸を整える。
静かな空気の中で、二人だけの時間がゆっくり流れる。
「……雫」
名前を呼ぶだけで胸が痛む。
その胸の痛みさえ、愛おしい。
雫のまつげがかすかに震え、唇が微かに動く。
空はその動きを見逃さず、耳を近づけて、そっと声をかける。
「俺、ここにいるよ。ずっと、そばに」
反応はわずかだ。
でも、そのわずかな動きで、雫がまだここにいてくれることがわかる。
空は息を呑み、手を少し強く握った。
窓の向こうには夕方の光がうっすらと差し込み、
病室の白い壁を柔らかく染める。
その光の中で、雫の横顔が穏やかに見えた。
弱々しいけれど、屋上で笑ったときのように、少しだけ安心した表情だった。
指のひとつひとつを確かめるように握りしめる。
温度はまだ残っているけれど、柔らかく、軽く、消えてしまいそうで怖いほどだった。
雫は目を閉じたまま、弱い呼吸を繰り返している。
胸の上下に合わせ、空もゆっくりと呼吸を整える。
静かな空気の中で、二人だけの時間がゆっくり流れる。
「……雫」
名前を呼ぶだけで胸が痛む。
その胸の痛みさえ、愛おしい。
雫のまつげがかすかに震え、唇が微かに動く。
空はその動きを見逃さず、耳を近づけて、そっと声をかける。
「俺、ここにいるよ。ずっと、そばに」
反応はわずかだ。
でも、そのわずかな動きで、雫がまだここにいてくれることがわかる。
空は息を呑み、手を少し強く握った。
窓の向こうには夕方の光がうっすらと差し込み、
病室の白い壁を柔らかく染める。
その光の中で、雫の横顔が穏やかに見えた。
弱々しいけれど、屋上で笑ったときのように、少しだけ安心した表情だった。