この命のすべてで、君を想いたい

深まる期待

次の日の午後、雫は少しそわそわしながらスマホを手に取った。


沙月にメッセージを送る。

『ねぇ、今日会えない?ちょっと相談したいことがあるんだ』


すぐに返信が来る。

「いいよ!何時にする?」

待ち合わせ場所で沙月と合流すると、雫は少し照れながら話を切り出した。


『実は……空と夏祭りに行くことになって』


沙月の目がぱっと輝く。

「えー!嘘!!二人もうそんな感じなの!嬉しいなあ...」

「私も蓮太郎と二人で夏祭り行くんだけど、浴衣着てこうかなって、雫は?」

沙月は嬉しそうにはしゃいで言う。


雫は少し困った顔をして首を振る。

『え、浴衣……持ってない』


沙月はすぐににこっと笑った。

「じゃあ、買いに行こーよ!絶対似合うの
見つけてあげる!」

沙月は自信に満ちた声で言い、雫の手を引いて歩き出した。


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