この命のすべてで、君を想いたい

誰よりも大切にしたい存在

屋台をひと通り回った後、人混みを抜けて少し静かな場所へ。


小さな橋の上で花火の音が遠くに聞こえ、空は手を差し伸べる。


「つかまって」
雫は少し照れながらも手を握ると、心臓が跳ねるのを感じる。


夜空に大きな花火が咲き、二人を包む光が水色の浴衣を柔らかく照らす。
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