花に溺れ恋に純情~僕様同期御曹司の愛が私を捕らえて離さない~

眩しい影

 二年で初めて一緒のクラスになった。喜びを堪えるのに必死だった。

 当時俺は格好つけている男子高校生だったから。勿論裏では自慰したり好きな女の子で妄想したりもしたさ。

 だがそんな裏の顔はおくびにも出さず、爽やかな表の顔を演じた。

 クラスで休み時間にあんまり周りとつるまず自席にて本を読む。そんな姿が周囲の男たちの目を引いた。

 周りときゃっきゃ言っている陽キャな女子を好む男もいれば、……おまえのような、大人しい女を好む男もいる。

 俺は陸上部所属で陸上に夢中だった。女子陸上部の女たちと関わる機会は多かったが、俺のこころのなかには常におまえがいた。

 ……だからな。

 初めて一緒に図書委員になった日には、嬉しくて、カツカレーが食べたくなったほどだよ。実際母に頼んだ。

「……よろしく。高峰くん」

 目を合わせようとしない、伊達メガネをかけて、おさげのおまえは、まるで少女向けの小説から出てきた女の子のようで。愛おしい気持ちを加速させたよ。

 初めて、俺の部屋のベッドで愛を確かめ合った。
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