気まぐれ王子と召使い


「どうして、どうして、ずっと……そんなこと隠してこれたの……?」



私はあの時、学校にも行けなくなって、家からも出れなくなったのに。
ご飯を食べる元気も、お風呂を入る気力も湧かなくて、ただ死にたくなっていたのに。

そんな私を世那は笑ってたんだ。



『知ろうとしない事は罪だよ、山吹』



真堂が言ってた通りだ。

私が知ろうとすることから逃げていたから、私に罰が下されたんだ。

騙されてる事も知らずに、甘い蜜に食いついて平気な顔をして生きてこれた私はどれだけ滑稽だったんだろう。

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