好きバレ! 俺様上司の溺愛が止まりません!
「大丈夫だと思う」彼女はすぐに答える。「予定は入ってないし」
「招待状、あとで改めて送るから……」
「うん。待ってる。……つわりとか大丈夫?」
「結構キツイ」ここで初めて友人は笑った。「毎日酸っぱいもの食べてる」
「そうか、……じゃあ、お大事にね」言ってから、彼女は、妊婦に『お大事に』と言うのも変かもしれないと思った。
「うん、ありがとう……」
「式の準備も大変だと思うけど、頑張ってね。楽しみにしてるから」
「うん、うん……じゃあ、またね、紘花……」
「うん、ばいばい」
笑顔とともに彼女は電話を切った。
話してみれば不思議と距離は縮まるものだ。
連絡を取らないあいだは、相手が自分のことをどう思っているかなど分からない。信じる力を過信し、相手を放置してしまい、終わったのがあの苦い恋の結末だったが。
自然と、受け入れられる自分が、そこには居た。
(あたし……、嬉しいんだ、二人のこと)
子どもができるなんて奇跡的な確率。元はといえば二人とも大切な人間だ。その二人が結ばれたのだから、祝福すべきかもしれない、と彼女は思った。
「招待状、あとで改めて送るから……」
「うん。待ってる。……つわりとか大丈夫?」
「結構キツイ」ここで初めて友人は笑った。「毎日酸っぱいもの食べてる」
「そうか、……じゃあ、お大事にね」言ってから、彼女は、妊婦に『お大事に』と言うのも変かもしれないと思った。
「うん、ありがとう……」
「式の準備も大変だと思うけど、頑張ってね。楽しみにしてるから」
「うん、うん……じゃあ、またね、紘花……」
「うん、ばいばい」
笑顔とともに彼女は電話を切った。
話してみれば不思議と距離は縮まるものだ。
連絡を取らないあいだは、相手が自分のことをどう思っているかなど分からない。信じる力を過信し、相手を放置してしまい、終わったのがあの苦い恋の結末だったが。
自然と、受け入れられる自分が、そこには居た。
(あたし……、嬉しいんだ、二人のこと)
子どもができるなんて奇跡的な確率。元はといえば二人とも大切な人間だ。その二人が結ばれたのだから、祝福すべきかもしれない、と彼女は思った。