弱さを知る強さ

◯あやは◯

目を覚ましたら病室に戻ってきていた
恭介と話した記憶があるけど
夢なのか現実なのかわからない

周りを見渡しても誰もいない

身体を起き上がらせる

「いたっ」

お腹の傷が痛む

オペはちゃんと終わったんだと実感した

携帯を探したけど近くに見当たらない

何がどうなってるのか不安で仕方ない

...ガラッ

「あやは、起き上がるな、傷痛むだろ」

恭介がドアを開けて部屋に入ってきた

「誰もいないし携帯もないし」

「あっ、ごめんごめん」

恭介がベッド横の床頭台の中から携帯を取ってくれた

「無事に終わった?」

「うん、よく頑張ったな
食事は気をつけないといけないけど
点滴で痛みを散らすことも減るだろう」

「...看護師になれる」

「うん、なれる」

「生きてる」

「あまり前だろ、俺が死なせるわけない」

「...ありがとう」

お腹は痛むけど痛み止めをもらいながら恭介とゆっくり過ごしながら1日を終えた

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