どうぞ、貴方がお望みの結末を。~死を偽装した才女と、彼女を搾取した人々の破滅の物語~
 マデラの言い訳めいた口調にいら立ちを覚える。
 ジェイコブは成績が悪く、マデラが学園を卒業できないと体裁が悪いというので、単位を買ってやって、どうにか卒業させたのだ。
 クラリスとは出来が違う。母親が違うとこうも差が出るものかとあきれたものだ。
「まったく、役に立たないやつばかりだな。それで、昨日は王家の者が尋ねてこなかったか?」
「王家? エメットならなにか知っているんじゃないの?」
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