24時の観覧車




観覧車の前まで来たとき、彼が立ち止まった。



「乗る?」


「……いいよ。」


ふたりきりのゴンドラ。


静かな空間で、彼の横顔が想像よりずっと大人びて見えた。



「さっきの元カノの話だけど……」



その言い方で、なんとなく察した。



「……フラれたんだ?」


陽斗はうなずいた。




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