ソラが笑った日
第2話 不器用な胸キュン
その夜も真奈はリビングでソラと過ごしていた。
新しい生活にも少しずつ慣れてきて、ぎこちなさの中に笑いが混じるようになってきた。
「真奈の笑顔は、かわいいです。ずっと見ていたい」
突然、ソラが真顔で言った。
アイドル番組を真似しているのだとわかっていても、真奈の顔は一気に熱くなる。
「な、なに言ってんのよ! そんなセリフ、誰に教わったの!?」
「テレビと、雑誌です。……嬉しいですか?」
じっと覗き込まれて、ますます頬が赤くなる。
真奈はたまらずソファのクッションを投げつけた。
「うるさいっ! そういうの真剣に言わないで!」
クッションを受け止めたソラは、少しだけ首を傾げ、それから部屋の隅に目をやった。
そこに置かれた大きなぬいぐるみを手に取る。
「……これは」
「え、それ? 昔ゲーセンで取ったやつ。かわいいけど場所取るから、もう邪魔かなって思ってた」
真奈が苦笑すると、ソラは無言でぬいぐるみを抱きしめた。
ぎゅっと、その胸に。
「柔らかい。……安心します」
「……え、ちょっと。ぬいぐるみ抱いて安心してるアンドロイドって、どうなの?」
思わず突っ込むと、ソラはほんの少しだけ得意げに微笑んだ。
「これも……学習です」
その答えに、真奈は思わず吹き出してしまった。
「やっぱりポンコツなんだか、可愛いんだか……」
笑いながらも胸の奥がほんのり温かくなっていることに、真奈は気づいていた。
新しい生活にも少しずつ慣れてきて、ぎこちなさの中に笑いが混じるようになってきた。
「真奈の笑顔は、かわいいです。ずっと見ていたい」
突然、ソラが真顔で言った。
アイドル番組を真似しているのだとわかっていても、真奈の顔は一気に熱くなる。
「な、なに言ってんのよ! そんなセリフ、誰に教わったの!?」
「テレビと、雑誌です。……嬉しいですか?」
じっと覗き込まれて、ますます頬が赤くなる。
真奈はたまらずソファのクッションを投げつけた。
「うるさいっ! そういうの真剣に言わないで!」
クッションを受け止めたソラは、少しだけ首を傾げ、それから部屋の隅に目をやった。
そこに置かれた大きなぬいぐるみを手に取る。
「……これは」
「え、それ? 昔ゲーセンで取ったやつ。かわいいけど場所取るから、もう邪魔かなって思ってた」
真奈が苦笑すると、ソラは無言でぬいぐるみを抱きしめた。
ぎゅっと、その胸に。
「柔らかい。……安心します」
「……え、ちょっと。ぬいぐるみ抱いて安心してるアンドロイドって、どうなの?」
思わず突っ込むと、ソラはほんの少しだけ得意げに微笑んだ。
「これも……学習です」
その答えに、真奈は思わず吹き出してしまった。
「やっぱりポンコツなんだか、可愛いんだか……」
笑いながらも胸の奥がほんのり温かくなっていることに、真奈は気づいていた。