怪獣くんはいつまでも


まったく。どこか遠くへ行ってしまうのなら、一度くらい「大好き」と聞かせてくれてもよかったじゃないか。



薄情者、自己中、ばーか、音痴


波立つ心をなだめてくれるのは、イヤホンから流れる彼女の歌声で。



それが悔しくて、青空から目を逸らす。



< 94 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop