お隣さんはイケメン三兄弟
安心のあとの疑問
「恋く……っ、ごめ……なさ……っ」
頭に包帯を巻いてベッドに横になって目を覚さない恋くんを見て、ごめんなさいと連呼しながら泣いている私。
水族館に行って、動物が近づいてきたときに、恋くんが、倒れて、床に頭を打った。
打ちどころが悪かったのか、恋くんは今でも起きない。
泣いてもこんな状況は何も変わらないのに、ただ泣くことしかできない。
私が、水族館に行こうって言ったのが悪かったんだ……っ。
「花、そんなに泣かなくても……」
「うんっ……ごめん……っ」
「……花のせいじゃねぇよ」
いや、私のせいだ……。
「……夢野……恋は、まだ起きてないが……強いやつだ。だから……きっと……っ」
2人に慰められながらも、自分のせいなのにずっと泣くことしかできない自分が悔しかった。
涙でぼやけた視界の中で恋くんを見ていると恋くんがゆっくりと起き上がったのがわかった。
「ん……花、ちゃん? どうして泣いてるの……? 大丈夫? っていうかここどこ……?」
「恋くん……!」
私は、嬉しくて、恋くんに抱きついた。
すると恋くんは、少しびっくりしながらも私の頭を優しく撫でてくれた。
「花ちゃ〜ん? どうしたの? ……どういう状況か教えてくれる?」
「俺が説明する」
健太くんは、そう言って口を開いた。
「恋が水族館に花と行って、水生動物……イルカとかカメとかが近づいてきたらしいんだ。そうしたら、お前が倒れて、床に頭を打った……と。まあ全部花が話してくれたんだがな。とりあえず、……お前が起きてくれてよかった」
健太くんが少し目をうるませながら説明してくれた。
「ちょっと待って、僕……水族館なんて行ってないよ?」
「「は?」」「え?」
恋くんの発言に、3人同時に疑問の声を出した。
どういうこと……? 今日、水族館に行って、頭を打って……?
「お前は行ったぞ、水族館! 大丈夫なのかって聞いたし、大丈夫だって答えてた! なんでだよ! お笑いじゃないんだぞ!」
「僕は行ってないよ! 前花ちゃんに誘われた気はするけど、まだ行ってないっ!」
恋くんは少し強く言い返した。
「恋、今日は……何日だ?」
実くんが心配そうに聞く。
「えっと、今日は……」
……恋くんが答えてくれた日にちは、昨日の日にちだった。
「記憶喪失……?」
かすれた声で、私はつぶやいていた。
「恋くん、今日は……恋くんの答えてくれた日にちとは違う。恋くんが答えてくれた日にちは、昨日の日にちだよ。今日だけ、記憶喪失にあったんだと思う」
「え……そ、そう、なんだ〜……。でも、今日だけ記憶喪失になっても、何も困らないよね? 何でだろ〜……」
〈**すずね**の物語解説コーナー!
**すずねの**物語解説コーナーとは、登場人物だけでは読み取りにくいことを伝えるコーナーだよ!
では、解説を。今回の話では、恋が花と行った水族館デートで、恋は"新しい好き"(恋愛的に大好き!)てことがわかったから、水族館デートの日を忘れちゃうと、"新しい好き"がゼロからに戻っちゃうんだ〜……。っていうことが伝えたかったよ!
じゃあ、これを踏まえた上でお話をお楽しみにっ!〉
確かに、今日だけ記憶喪失になっても困らないよね……? まあ、困ったら大変だし、恋くんが無事でよかったぁ……!
「恋くん、体とか……痛くない?」
「うん、大丈夫だよ〜……!」
恋くんは、笑顔を浮かべながら手を顔の横でブンブンと振っていた。
「恋、よかったな……。俺たち、心配してーー」
ーーバンッ‼︎
健太くんが言いかけている時、病室の扉が激しく開いた。
だ、誰っ……。
「恋ちゃん‼︎ ママ心配したんだから〜っ‼︎」
「母、さん……?」
恋くんは、震えた声で入って来た人を呼んだ。
恋くんの、お母さんっ……?
頭に包帯を巻いてベッドに横になって目を覚さない恋くんを見て、ごめんなさいと連呼しながら泣いている私。
水族館に行って、動物が近づいてきたときに、恋くんが、倒れて、床に頭を打った。
打ちどころが悪かったのか、恋くんは今でも起きない。
泣いてもこんな状況は何も変わらないのに、ただ泣くことしかできない。
私が、水族館に行こうって言ったのが悪かったんだ……っ。
「花、そんなに泣かなくても……」
「うんっ……ごめん……っ」
「……花のせいじゃねぇよ」
いや、私のせいだ……。
「……夢野……恋は、まだ起きてないが……強いやつだ。だから……きっと……っ」
2人に慰められながらも、自分のせいなのにずっと泣くことしかできない自分が悔しかった。
涙でぼやけた視界の中で恋くんを見ていると恋くんがゆっくりと起き上がったのがわかった。
「ん……花、ちゃん? どうして泣いてるの……? 大丈夫? っていうかここどこ……?」
「恋くん……!」
私は、嬉しくて、恋くんに抱きついた。
すると恋くんは、少しびっくりしながらも私の頭を優しく撫でてくれた。
「花ちゃ〜ん? どうしたの? ……どういう状況か教えてくれる?」
「俺が説明する」
健太くんは、そう言って口を開いた。
「恋が水族館に花と行って、水生動物……イルカとかカメとかが近づいてきたらしいんだ。そうしたら、お前が倒れて、床に頭を打った……と。まあ全部花が話してくれたんだがな。とりあえず、……お前が起きてくれてよかった」
健太くんが少し目をうるませながら説明してくれた。
「ちょっと待って、僕……水族館なんて行ってないよ?」
「「は?」」「え?」
恋くんの発言に、3人同時に疑問の声を出した。
どういうこと……? 今日、水族館に行って、頭を打って……?
「お前は行ったぞ、水族館! 大丈夫なのかって聞いたし、大丈夫だって答えてた! なんでだよ! お笑いじゃないんだぞ!」
「僕は行ってないよ! 前花ちゃんに誘われた気はするけど、まだ行ってないっ!」
恋くんは少し強く言い返した。
「恋、今日は……何日だ?」
実くんが心配そうに聞く。
「えっと、今日は……」
……恋くんが答えてくれた日にちは、昨日の日にちだった。
「記憶喪失……?」
かすれた声で、私はつぶやいていた。
「恋くん、今日は……恋くんの答えてくれた日にちとは違う。恋くんが答えてくれた日にちは、昨日の日にちだよ。今日だけ、記憶喪失にあったんだと思う」
「え……そ、そう、なんだ〜……。でも、今日だけ記憶喪失になっても、何も困らないよね? 何でだろ〜……」
〈**すずね**の物語解説コーナー!
**すずねの**物語解説コーナーとは、登場人物だけでは読み取りにくいことを伝えるコーナーだよ!
では、解説を。今回の話では、恋が花と行った水族館デートで、恋は"新しい好き"(恋愛的に大好き!)てことがわかったから、水族館デートの日を忘れちゃうと、"新しい好き"がゼロからに戻っちゃうんだ〜……。っていうことが伝えたかったよ!
じゃあ、これを踏まえた上でお話をお楽しみにっ!〉
確かに、今日だけ記憶喪失になっても困らないよね……? まあ、困ったら大変だし、恋くんが無事でよかったぁ……!
「恋くん、体とか……痛くない?」
「うん、大丈夫だよ〜……!」
恋くんは、笑顔を浮かべながら手を顔の横でブンブンと振っていた。
「恋、よかったな……。俺たち、心配してーー」
ーーバンッ‼︎
健太くんが言いかけている時、病室の扉が激しく開いた。
だ、誰っ……。
「恋ちゃん‼︎ ママ心配したんだから〜っ‼︎」
「母、さん……?」
恋くんは、震えた声で入って来た人を呼んだ。
恋くんの、お母さんっ……?

