お隣さんはイケメン三兄弟

不思議なお手紙

 ふぅ……学校終わった……。
あ、3人を迎えに行かなきゃ……!
 実さんはここにいるよね……って、女の子に囲まれてるっ……。
やっぱり人気だなぁ。
「みっ、実さん! 帰りましょう……?」
「え? 何で夢野が一緒に……?」
 そうだった……。みんな知らないんだった……! 
「あ、えっと……」
「……幼なじみなんだ」
 ポーカーフェイスが上手いっ……!
「そうなんだよねっ! だから家が近くて……そういうことだからバイバイ!」
 私はそう言うと、実さんの制服の裾を持ち、引っ張った。

「ふー……着きましたねっ。みなさん、学校はどうでしたか?」
「僕はみんなかわいくて優しくていい人たちだな〜って思った〜」
 恋さんは満足そうに言った。
「俺んとこはまあまあだったな。バク宙見せたらみんな騒いでてうるさかった」
 バク宙できるんだ……! すごいなぁ……。
「……それより花、こんな手紙が届いてな」
 健太さんは、私に白い封筒を渡した。
 ん……? 何だろう……?
 中には、こんな内容が書いてあった。
【実は、学校のテストで5位以内を取れ。恋は、5位以内を取れ。健太は、15位以内を取れ。健闘を祈る。】
 ……っ、え……な、にこれ……。
「こんなの、誰が送ってきたのっ……⁉︎」
 めずらしく、大きな声が出た。
「わからないけど……多分お母さんかな〜」
「うちの母さん、勉強に厳しくて……多分今イタリアにいるんだ」
「そっか……でも、体に何もないなら、よかったですね……。で、監視とかされてるんですか?」
 本当に決められたことをしているのか、していないかわからないはずだ。
「……多分、張り出される日に見にくると思う」
 そうなんだ……。
「じゃあ、頑張らないとだね! 早速、お勉強会! あとテストまで一ヶ月! みんな、手を合わせて!」
 私がそう言うと、みんなは私の上に手を置いた。
「じゃあ、テスト、頑張りましょう!」
「「「お〜!」」」
 実さん以外のみんなが言った。

「花、お前は大丈夫なのか? 勉強。教えてくれるんだろ?」
「教えた方が身につくし、大丈夫です! 健太さん!」
 3人に教えられるし、自分も身につくし、一石二鳥だっ。
「ちょっと〜! 花ちゃん! 『さん』じゃなくて『くん』!」
「わかった! 恋、くん」
 厳しいっ……!
「とりあえず、まずは前回のテストの順位を教えてくれませんか?」
「僕は次席〜」
「……俺は一応首席だ」
 ふ、2人ともすごい……!
「ち、ちなみに花はなんなんだ?」
 健太くんが質問してくる。
「私は一応首席でしたけど……」
「全員次席以上かよ……。というか、花、俺たちにもタメでいいんだぞ?」
「えっ、実くんと健太くんに……?」
健太くんは「おう!」と言って、二カッと笑った。
「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……ちなみに、健太くんはなんだったの?」
「俺は……48位」
 気まずそうに視線を落とす健太くんに、呆れている2人。48位でも十分すごいと思うけどなっ……。
「じゃあ、実くんと恋くんはいらないかな? 教えるの」
「ああ、大丈夫だ」
「うん、いいよ〜」
 2人揃ってオーケーを出した。
「じゃあ、頑張ろうね! 健太くん!」
「はぁ〜……」
 健太くんのため息が部屋にひびいた。
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