可愛くなりたい!
驚いている私にKanonさんは「デート楽しんでね」とウインクをし、駅の中へと去って行く。その後ろ姿ですらどこか妖艶で、伝説の美容インフルエンサーはオーラが違うんだなと思った。

「あ、あの、歌川さん……」

渉くんに声をかけられて振り返れば、彼は耳まで赤く染まっていた。恥ずかしそうに渉くんは言う。

「二人でよければ、映画観に行かない?」

胸がドキドキして苦しい。少しだけ期待をしながら、私は「もちろん!」と笑った。









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