俺様御曹司はパイロットになって愛しい彼女を迎えに来る

最後はハッピーエンドの件

これでゴードンホテル&リゾーツに迷惑かけることなく隼人と結婚できる。

これも小夜子さんのおかげだ。

小夜子さんがご主人の道端グループ会長に頼んでくれたようで、カナダのメガバンクからお父様に直接話が来たらしい。

道端グループの紹介なら安心だと言ってくれて、当初の予定額を一週間で用意してくれたらしい。

そしてブランズ銀行に関しては、ゴードンも道端グループもその他ブランズ銀行のやり方に呆れた企業が、ブランズ銀行から引き揚げてメインバンクを変えたそうだ。

道端グループのカナダ支店のメインバンクは、今回ゴードンホテル&リゾーツを助けてくれたカナダのメガバンクなのだが、取引先にブランズ銀行があったらしい。

そんな心の狭い汚い事をする頭取だとは思わなかったと言って、全部引き上げたと聞いた。

そして道端会長にお父様がお礼の電話をすると、小夜子さんと空のなれそめの話をしてくれたらしい。

小夜子さんから空さんが悲しむような結果にならないように何とかしてと言われたのだと、おっしゃっていたとお父様は隼人に伝えてくれた。

会長は空さんはうちの孫の嫁さんに欲しかったのだが、隼人君が現れて空さんを攫って行ってしまって孫は振られたんだよと言って、笑っていたそうだ。

お父様は今回の危機を回避できたのは空さんのお陰だと言って下さった。

空は何もしていない小夜子さんのお陰なのだから、そう言うと隼人は空の優しい気持ちと人を思いやる心が小夜子さんや道端会長を動かして、ゴードンを助けてくれたのだと言って抱きしめてくれた。

二人のお孫さんの雄介とは、縁がなかったが空を嫁にと望んでくれた気持ちはとってもありがたかった。

二人の期待に応えることができなかったのは申し訳なかった。それでもこうして助けてくれたのだ。

二人の広い心に感謝する空と隼人だった。

お孫さんの雄介さんも結婚が決まったと先日会ったときに小夜子さんが言っていた。

“本当は今でも雄介のお嫁さんは空さんがいいんだけどね。まあ、そう悪い娘ではないから合格かな“と言って笑っていた。
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