無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜
その日は、それ以上のトラブルもなく業務を終えた。
マナちゃんのお母さんは、後に下の子を迎えに再度来園した。
私と小林さんで改めて事情を説明し、深く頭を下げた。
お母さんは理解を示してくれた。

「いいんです。こちらも急いでいて、きつく言ってしまって。ごめんなさいね」

そう言って、小林さんにも丁寧に頭を下げた。
するとマナちゃんも、無邪気な調子で話に参加する。

「うん、マナもいいよ。千沙先生はかわいいし、小林先生は楽しいし」

大人の真似をしたような言い方に、その場はふっと和やかな笑いに包まれ、親子は手を振って帰っていった。
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