負け犬のメイサちゃんは100日後に本当の恋を知る
01月19日、月曜日
朝、学校に着くと須藤が校門のところで座り込んでいた。
「何してんの」
「……昨日ダサかったから、謝ろうと思って待ってた」
「ウケる。私、あんたのことかっこいいって思ったことないから、いいよ別に」
「ひっでえ」
須藤が泣きそうに笑うから、手を差し出した。
握られた手を引くと、彼はすぐに立ち上がった。
手を繋いだまま門をくぐって歩いていく。
「今日で41日目。どう? メイサは勝てそう?」
「わかんない。颯と柊ちゃん見ると凹むし」
「別に、無理に忘れなくていいだろ」
「そうかな」
「上書きできるようにするしかないだろ」
「……上書きかあ」
あんたが、上書きしてよ。
そう言えたら、たぶん私は負け犬じゃなくなるんだろう。
でも今の私は、颯と柊ちゃんから目を逸らすことしかできない。
「須藤はさ、上書きできるような相手、いる?」
「さあ。上書きしてくれたらおもしろいなって相手はいる」
手をキュッと握られる。
おもしろいって、なにさ。
冗談かもしれないし、その場のノリで言っただけかもだけど、でも、こいつは私のハニーだから。
「慰めてあげようか、ハニー?」
「今更先輩ぶるなよ、負け犬のくせに」
須藤の笑顔はやっぱり泣きそうで、つないだ手は痛いくらいに強く握られいて、言い返す気になれなかった。
「何してんの」
「……昨日ダサかったから、謝ろうと思って待ってた」
「ウケる。私、あんたのことかっこいいって思ったことないから、いいよ別に」
「ひっでえ」
須藤が泣きそうに笑うから、手を差し出した。
握られた手を引くと、彼はすぐに立ち上がった。
手を繋いだまま門をくぐって歩いていく。
「今日で41日目。どう? メイサは勝てそう?」
「わかんない。颯と柊ちゃん見ると凹むし」
「別に、無理に忘れなくていいだろ」
「そうかな」
「上書きできるようにするしかないだろ」
「……上書きかあ」
あんたが、上書きしてよ。
そう言えたら、たぶん私は負け犬じゃなくなるんだろう。
でも今の私は、颯と柊ちゃんから目を逸らすことしかできない。
「須藤はさ、上書きできるような相手、いる?」
「さあ。上書きしてくれたらおもしろいなって相手はいる」
手をキュッと握られる。
おもしろいって、なにさ。
冗談かもしれないし、その場のノリで言っただけかもだけど、でも、こいつは私のハニーだから。
「慰めてあげようか、ハニー?」
「今更先輩ぶるなよ、負け犬のくせに」
須藤の笑顔はやっぱり泣きそうで、つないだ手は痛いくらいに強く握られいて、言い返す気になれなかった。