負け犬のメイサちゃんは100日後に本当の恋を知る
12月14日、日曜日
休みだから家で映画を観てた。
前までは颯の家で観てたけど、来るなって言われたし。
その映画は颯が好きだと言ってたシリーズで、最初は全然興味なかったのに、今ではこうして一人で観てる。
私、バカだなあ。
手元のスマホが震えた。
……須藤だ。
「休みの日まで何の用?」
『ばーか、耳しか見えねえよ』
「えっ、なんでビデオ通話なの」
スマホの中で須藤がニヤニヤしている。
『負け犬先輩なにしてた?』
「負け犬言うな! 映画観てたんだよ。……○○ってやつ」
『へー渋い趣味してんね』
「何の用?」
『勝てる特訓、5日目。はい、笑って』
「む、無理に決まってんでしょ!」
いきなり何!?
須藤は呆れた顔になった。
『好きな男にそんな顔するわけ?』
「うっさいな、もー」
目をギュッと閉じて、開ける。
ニコッとスマホに向かって微笑んだ。
『50点』
「なっ」
『昼飯何食った?』
「えっ? おうどん」
『おいしかった?』
「うん!」
『今の笑顔は75点だな』
「な、何それ……バカじゃん」
『今のは80点』
「うっさいな、もう!」
バカな後輩に、笑いがもれた。
手探りでリモコンを探して映画を消す。
前までは颯の家で観てたけど、来るなって言われたし。
その映画は颯が好きだと言ってたシリーズで、最初は全然興味なかったのに、今ではこうして一人で観てる。
私、バカだなあ。
手元のスマホが震えた。
……須藤だ。
「休みの日まで何の用?」
『ばーか、耳しか見えねえよ』
「えっ、なんでビデオ通話なの」
スマホの中で須藤がニヤニヤしている。
『負け犬先輩なにしてた?』
「負け犬言うな! 映画観てたんだよ。……○○ってやつ」
『へー渋い趣味してんね』
「何の用?」
『勝てる特訓、5日目。はい、笑って』
「む、無理に決まってんでしょ!」
いきなり何!?
須藤は呆れた顔になった。
『好きな男にそんな顔するわけ?』
「うっさいな、もー」
目をギュッと閉じて、開ける。
ニコッとスマホに向かって微笑んだ。
『50点』
「なっ」
『昼飯何食った?』
「えっ? おうどん」
『おいしかった?』
「うん!」
『今の笑顔は75点だな』
「な、何それ……バカじゃん」
『今のは80点』
「うっさいな、もう!」
バカな後輩に、笑いがもれた。
手探りでリモコンを探して映画を消す。