負け犬のメイサちゃんは100日後に本当の恋を知る
03月06日、金曜日
卒業式を終えて、今日も藤也は忙しい。
学校の裏門に軽トラが2台止まってて、藤也のパパさんが使い終わった花を運んでた。
「あ、メイサちゃんだ。ごめんね、藤也借りてて」
「私のじゃないです」
「そう? でもありがたいよ、最近かなり丸くなったし」
「……それは、たぶん私関係ないです」
「君は澪さんより花音ちゃんに似てる。やだやだ、親子だねえ」
「えっ、なんですか、それ?」
「秘密。お、来た」
お父さんが振り向くと、体育館の裏から藤也が台車を押して出てきた。
「うげ、メイサ、親父と何してるんだよ」
「藤也が家でメイサちゃんののろけ話してるって話」
「したことねえだろ、クソ親父! メイサはさっさと帰って勉強しろ!」
「藤也、よそのお嬢さんに……」
「親父はこいつの成績を知らないから、そんなことが言えるんだ!!」
私のせいで親子喧嘩が始まってしまった。
勉強しなきゃいけないのはそのとおりだから、そろそろ帰ろう。
「あの、私帰ります。お邪魔しちゃってごめんなさい。藤也も頑張ってね」
「わかんなかったら早めに聞けよ。87日目だ。遠慮とかすんなよ」
「うん、ありがと」
そっくりの顔で手を振る二人に頭を下げて、校門に向かう。
ポケットの中で、くしゃくしゃの紙がかさりと音を立てた。
学校の裏門に軽トラが2台止まってて、藤也のパパさんが使い終わった花を運んでた。
「あ、メイサちゃんだ。ごめんね、藤也借りてて」
「私のじゃないです」
「そう? でもありがたいよ、最近かなり丸くなったし」
「……それは、たぶん私関係ないです」
「君は澪さんより花音ちゃんに似てる。やだやだ、親子だねえ」
「えっ、なんですか、それ?」
「秘密。お、来た」
お父さんが振り向くと、体育館の裏から藤也が台車を押して出てきた。
「うげ、メイサ、親父と何してるんだよ」
「藤也が家でメイサちゃんののろけ話してるって話」
「したことねえだろ、クソ親父! メイサはさっさと帰って勉強しろ!」
「藤也、よそのお嬢さんに……」
「親父はこいつの成績を知らないから、そんなことが言えるんだ!!」
私のせいで親子喧嘩が始まってしまった。
勉強しなきゃいけないのはそのとおりだから、そろそろ帰ろう。
「あの、私帰ります。お邪魔しちゃってごめんなさい。藤也も頑張ってね」
「わかんなかったら早めに聞けよ。87日目だ。遠慮とかすんなよ」
「うん、ありがと」
そっくりの顔で手を振る二人に頭を下げて、校門に向かう。
ポケットの中で、くしゃくしゃの紙がかさりと音を立てた。