秘密な恋愛
​佑陽は自分の首元に巻いていたマフラーを
外して、そのまま芽依の首に優しく巻き付けた。

​(あったかい···)

​佑陽の体温と、ほんのりマフラーについた香水の甘い匂いが一気に芽依を包み込む。



目の前の芽依が愛おしくて。
そっと佑陽は芽依の髪をなでた。


「嫌われたかと思った。俺、クリスマスに振られんのかって」

ふと軽く笑いながら
呟く佑陽。


「違っ···。嫌いなんかならない。大好きなのに··」


‘’大好き”

その言葉がなによりも嬉しかった。

佑陽はゆっくりと

「··嘘ついた理由。聞いていい?」
と優しい声で芽依に話しかけた。



「···うん」

​芽依は佑陽の胸元に顔を埋めたまま、
小さく頷いた。

これ以上、嘘はつきたくない。
自分のせいで佑陽の手をこんなにも震えさせてしまったのだから。
不器用でも、全部自分の口から伝えなければいけない。
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