秘密な恋愛
その後の休み時間。
「芽依、このクッキー美味しい! ありがとねっ」
「良かった!」
実は、佑陽用とは別に
由奈と翔多にもクッキーを焼いてきていた芽依。
先ほど、2人にそれを手渡したばかりだった。
次の休み時間に
翔多はそのクッキーをサクサクと食べていた。
芽依がまだ佑陽に渡せていない
事情など知らずに、
翔多はクッキーを口に放り込みながら、
ボソッと呟いた。
「やっぱ、芽依ちゃんの作るお菓子って美味いよな」
それを聞き佑陽の動きが、ピタッと止まる。
「···は?」
低くつぶやく声。
「なに···? お前、顔怖いんだけど」
「それ、芽依から貰ったって言った?」
「言ったけど。···あ、もしかしてお前、まだ貰ってねぇの?」
翔多の言葉に、佑陽はあからさまに不機嫌そうな顔になり、ふいと視線を逸らした。
「昼休みだよ、多分···」
「いや、なんでそんな自信なさそうなんだよ」
(翔多には先に渡して、俺にはまだなわけ?)
親友相手とはいえ、自分より先に芽依の手作り菓子を受け取っていたことに、
佑陽の心には小さなモヤモヤが広がっていった。
「芽依、このクッキー美味しい! ありがとねっ」
「良かった!」
実は、佑陽用とは別に
由奈と翔多にもクッキーを焼いてきていた芽依。
先ほど、2人にそれを手渡したばかりだった。
次の休み時間に
翔多はそのクッキーをサクサクと食べていた。
芽依がまだ佑陽に渡せていない
事情など知らずに、
翔多はクッキーを口に放り込みながら、
ボソッと呟いた。
「やっぱ、芽依ちゃんの作るお菓子って美味いよな」
それを聞き佑陽の動きが、ピタッと止まる。
「···は?」
低くつぶやく声。
「なに···? お前、顔怖いんだけど」
「それ、芽依から貰ったって言った?」
「言ったけど。···あ、もしかしてお前、まだ貰ってねぇの?」
翔多の言葉に、佑陽はあからさまに不機嫌そうな顔になり、ふいと視線を逸らした。
「昼休みだよ、多分···」
「いや、なんでそんな自信なさそうなんだよ」
(翔多には先に渡して、俺にはまだなわけ?)
親友相手とはいえ、自分より先に芽依の手作り菓子を受け取っていたことに、
佑陽の心には小さなモヤモヤが広がっていった。