ずっと夢を見ていたかった

第2話 偽りの幸せ

事故に遭ってから、作間は今まで以上に
楓のことを大切にした。

だが、作間は時々違和感を感じていた。

「楓…何か変わった?別人のように
感じる時がある。」

「え…?私…何か変…?嫌いになった?」

「いや…事故に遭ってからの方が今まで
よりかわいい」

その言葉に楓の頬に涙が伝う。

その涙を見て、愛おしい気持ちで
胸がいっぱいになった作間は
楓の唇にキスをした。

残念ながらそれは楓ではなかった…。

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