ひみつがくずれるとき

「実はユウさんと同じ店で働き始めました。それでユウさんと利伊さんにあることを伝えたくてここに来ました。そのあることはすごい事実なので、家でゆっくり話して良いですか?」


 カキさんは家を指さす。すごい事実なんて、この世の中にあんまりあるわけがない。そこでたいしたことではないだろうけど、家の外でする話でもなさそうだから仕方ない。


「いいですよ」


「ありがとうございます」



 軽やかに家へ入ってくるカキさん。それについてユウも帰宅する。


 カキさんとユウは手を洗うために洗面所へと向かい、私はリビングのソファーへと座った。


 テレビでは芸能コーナーが流れている。別に興味があるわけでもないけど、暇つぶしに見る。



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